キレる！

☆キレる子供達
　1996年に、中学生における校内暴力が初めて1万件を突破し、現在は1983年の「第1次校内暴力ブーム」に続く「第2次校内暴力ブーム」を迎えている。「第2次」の特徴としては、日頃おとなしそうに見える子供が突然我を失って事件を起こしている。

　原因としては、現代社会におけるストレスの増加と、子供達のストレスに対する耐性の低下が挙げられる。

お話：東京工業大学　影山 任佐 教授 　ストレスがかかって、大きくなってきているのですが、ストレスに対する耐性が非常に弱くなってきているということだと思います。

中学生1000人アンケート

10代の若者がキレやすくなっている。　実はそれには意外な原因がありました。

福山女子短大の鈴木雅子教授が、広島県の中学生1027人を対象に、食生活と生活に関するアンケートを実施した。その後、食事の内容によって全体を、食事の内容が悪いグループほど、「すぐカッとしますか？」という質問に対して「はい」と答える割合が多くなるという傾向が見られた。
最も優秀なグループが25.9％。以下、24.2→38.1→73.2→88.5％と悪化していく。

お話：福山市立女子短期大学　鈴木 雅子 教授 　このアンケートは、食事の内容の悪い生徒は、骨折をよくするとか、風邪をひくとか、頭痛が多いとか、そんなデータが得られるのでは？　と思って行ったのですが・・・

しかし、先生の予想を裏切り、食生活の影響は身体より心に現れていました。　インスタント食品や缶ジュースなどの食事が多いほど増える傾向。　それが、すぐ「カッとする」今の若者がキレている原因は家庭や学校でのストレスだけが原因とは言えないのです。

中学生の食生活チェック