遠い昔から人類は永遠の生命を願ってきました。しかし不老不死は所詮、一つの夢でしかありませんでした。
ならばせめて、生命のある限り病気をしないで美しく元気な生き方をしたい、それは人間として共通の願いだと思います。現代社会でも、元気で働けるという事が、私たちの幸福にとって欠くことのできない条件になっています。
老化は仕方ないもの、と一般的には考えられています。確かに日本人の平均寿命が延び、世界一の長寿国になったという記事を目にしますが、老化が止まったとは誰も思ってはいないでしょう。それどころか日常生活のストレスは高まるばかりで、いったい誰が平均寿命を延ばしているのかとさえ思うほどです。
そもそも、人間の命は伸びたり縮んだりするものではありません。
どんな健康法や秘技を用いても、肉体の寿命がくれば命は消滅してしまいます。
DNA(遺伝子)の存在が数十年前に発見され、生命現象はDNAにプログラムされているという事が判明しました。
現代では遺伝子の解明も進み、「*番目の遺伝子が異常をきたすとガン細胞化する」などという事まで分かってきています。
健康診断などの際に「身内の方で、**の病気にかかった方はいらっしゃいますか?」と、質問された人も多いと思います。これは、遺伝子のプログラムですでに特定の病気にかかりやすいかどうかが決まっているという事なのです。
つまり、100才とも120才とも言われている人間の寿命も、遺伝子のプログラムで決まっているという事です。
家や車などを製造する時にまず設計図を作成し、それに基づいて製造をするように、人間の場合も遺伝子という設計図で、形状、材質から機能や性能が決まっているというわけです。
そう考えますと、寿命とはそれぞれの肉体の限界がきて死滅する事であって、長寿という現象も、良好な環境の中で、事故や病変によって寿命がくる前に死ぬ事が少なくなったというだけの事なのです。
要は「何年を寿命とした臓器のプログラムがその人のDNAに組まれているか」が問題なのです。
寿命を迎えるまで、丈夫で長生きする秘訣はないのでしょうか。
ここで植物の場合を考えてみましょう。植物を長生きさせるには、良い土にしっかりと植え、日をあて、水や養分を十分に与える事です。しかし、いくら栄養を与えても、根が傷ついた植物は栄養を取り続ける事ができなくなり、やがて枯れてしまいます。
人間の場合も、栄養を取り入れる消化器官、特に腸が傷つくと長生きできません。
つまり植物の根と動物の腸は、ある面で同じと考える事ができます。ここに長生きのヒントが隠されているのです。
植物の場合は根の手入れを怠ると、根づまりを起こして枯れてしまいます。動物の場合は腸の環境維持は、腸内細菌が受け持っており、腸内細菌の状態をいかにコントロールするかが問題となります。
つまり、人間の消化器官(腸)は、生命維持という重要な仕事を受け持っており、実は腸内細菌が健康を支配するキーポイントであり、長生きの秘訣はここにあるのです。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||